
ワンメディアは、総額約4.2億円の第三者割当増資を実施した。
ワンメディアにとっては2018年1月に3.5億円を調達して以来、約1年半ぶりの資金調達。今回は以下のVC・事業会社が投資家として参画している。
・LINE Ventures(LINE Ventures Japan有限責任事業組合)
・グローバル・ブレイン(KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合)
・オー・エル・エム・ベンチャーズ(OLM1号投資事業有限責任組合)
・ABCドリームベンチャーズ(ABCドリームファンド2号投資事業有限責任組合)
・みずほキャピタル(みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合)
・セプテーニ・ホールディングス
同社は新たに調達した資金をクリエイターネットワーク事業へ投資する。具体的には、映画業界や広告業界、テレビ業界といったバックグラウンドをもつクリエイターをネットワークし、同社が配信の場を用意していく。
既存メディア事業ではなく新規事業に投下するに至った経緯として、2014年の創業から分散型メディアを運営してきたことで以下の2つが明確になったためとしている。
(以下、プレスリリースより引用)
- ONE MEDIAアカウントからの情報発信(分散型メディア)では、細分化された視聴者の興味を満たしきれない
- 若者のための動画を作り続けるには、制作側は万全な制作環境に加え、インプット・アウトプットを常に更新していくことで新しい動画表現を提供し続けることができる
同社は同事業の第一弾として、クリエイターをネットワークし、企画から制作、配信までを総合的にプロデュースするプロジェクト「ONE BY ONE」を開始。参加するクリエイターは、同社の制作チームの一員として制作に携わり、同社が用意した各種SNSや山手線の窓上チャンネル、駅ナカOOH、「VISION(※)」をはじめとする国内外のデジタルスクリーンへ動画を配信することができる。
(※)LINEが運営するニュースサービス「LINE NEWS」において、6月26日から開始した動画プロジェクト。
なお同プロジェクトの取り組みとして、「すがもとゆうこす日記」や「ONE RAP, ONE CAM」といったコンテンツが「VISION」において配信されている。さらに、関連プロジェクトの詳細が年内に発表される予定だ。