
ライドシェア大手の米ウーバーテクノロジーズ(Uber Technologies)は、フードデリバリーサービス「Uber Eats」において、都市部でのドローンによる配達の商用化に向けた実証試験を米サンディエゴで実施する。同社が主催するカンファレンス「Uber Elevate Summit 2019(The 3rd Annual Elevate Summit)」で明らかにした。
加えて、ドローンによるUber Eatsに関して、米マクドナルドと提携していることを明らかにした。マクドナルドのハンバーガーやポテトなどの料理をドローンで運ぶ試験を既に実施している。
最終的にはウーバーイーツの配達員がハンバーガーを顧客に届けるが、ドローンがハンバーガーを目的地の近くまで届けて配達員が受け取れるようにすることで、トータルで顧客の待ち時間を減らせるようにする。
ウーバー側はこの仕組みを実用化するためには、ドローンが着陸する場所を確保することが必要だとしている。そのために使うのが「クルマの屋根」で、将来的には着陸場所にはクルマを配備することを検討しているようだ。
ウーバーはまだ、連邦航空局からサービスの許可が下りるのを待っているところだ。同社は2023年までに複数の国でドローンによる料理の配達サービスを提供すると発表している。